ブログBLOG


スズキの船外機メンテナンスガイド:詳細な手順とポイント
船外機は、ボートや小型船舶の推進力を担う重要なエンジンです。特にスズキの船外機は、耐久性・性能の高さ・低燃費で人気がありますが、長く快適に使用するためには定期的なメンテナンスが不可欠です。
今回は、スズキの船外機を長持ちさせるための基本的なメンテナンス方法や注意点、詳細な手順について解説します。
船外機メンテナンスの重要性

① エンジンの寿命を延ばす
船外機は、海水や淡水にさらされるため、腐食・摩耗・劣化が発生しやすい機械です。定期的なメンテナンスを行うことで、エンジンの寿命を延ばし、修理費用を抑えることができます。
② 燃費効率の向上
メンテナンス不足でエンジンやプロペラに汚れが蓄積すると、燃費が悪化し、無駄な燃料消費につながります。
③ 突然の故障を防ぐ
航行中にエンジントラブルが発生すると、大きな事故やトラブルに直結します。定期的な点検・メンテナンスを行うことで、突然の故障を未然に防ぐことができます。
スズキの船外機の主な特徴
スズキの船外機には、他のメーカーと比較しても優れた特徴がいくつかあります。以下に、スズキの船外機の主な特長を紹介します。
静粛性と燃費性能に優れた「リーンバーン制御システム」
スズキの船外機には、リーンバーン(Lean Burn)制御システムが搭載されています。これは、エンジンの燃料噴射を最適化し、低燃費で航行できるシステムです。特に、中低速域での燃費向上が期待できるため、長距離のクルージングでも経済的に運用できます。
静かで快適な運転性能
スズキの船外機は、低振動・低騒音設計が施されています。特に、4ストロークエンジンモデルでは、静粛性に優れ、長時間のクルージングでも快適に運用できます。振動を抑えるエンジンマウントや排気系統の工夫により、乗船者にストレスを与えにくい設計になっています。
独自の「スズキデュアルプロップシステム」
スズキの一部の船外機には、「デュアルプロップシステム」が搭載されています。これは、2枚のプロペラを同時に回転させることで、推進力を向上させる技術です。このシステムにより、安定した直進性と操作性が向上し、特に大型船や高速航行時に有利になります。
メンテナンスのしやすさ
スズキの船外機は、オイル交換や点検がしやすい構造になっているのも大きな特徴です。オイルフィルターの交換が簡単で、点検用のアクセスが確保されているため、定期的なメンテナンスが行いやすくなっています。また、一部のモデルでは、工具なしでカウルを開けられる仕様になっており、初心者でもメンテナンスがしやすい設計です。
高耐久性の「スズキ防食システム」
海水使用時に問題となるのが、塩害による腐食ですが、スズキの船外機には「スズキ防食システム」が採用されています。アルミニウム合金製のエンジンパーツに特殊な防食処理を施し、さらに防錆塗装を施すことで、長期間使用しても腐食を抑える設計になっています。
バランスの取れたパワーと操作性
スズキの船外機は、軽量コンパクトながら十分なパワーを発揮する点も魅力です。特に小型のモデルでは、持ち運びしやすく、取り付けやメンテナンスのしやすさも評価されています。また、電子スロットル(ドライブ・バイ・ワイヤ)を搭載したモデルもあり、スムーズな操作性を実現しています。
環境性能に配慮した設計
スズキは、環境性能の向上にも力を入れており、排ガス規制に対応したクリーンなエンジンを開発しています。特に、燃費を向上させる技術や排ガスのクリーン化技術を取り入れたモデルが多く、環境負荷の低い船外機を提供しています。
スズキ船外機の基本メンテナンス項目

スズキの船外機を安全に使用するためには、以下の項目を定期的に点検・清掃・交換することが重要です。
メンテナンス項目 | チェック頻度 | 主な作業内容 |
---|---|---|
冷却水のチェック | 毎回使用後 | 冷却水の流れを確認し、つまりを除去 |
エンジンオイル交換 | 100時間ごと、または年1回 | 古いオイルを抜き、新しいオイルを補充 |
ギアオイル交換 | 100時間ごと、または年1回 | ギアケースのオイルを交換し、劣化を防ぐ |
プロペラの点検・清掃 | 50時間ごと | プロペラに異物が絡まっていないか確認 |
燃料フィルターの清掃・交換 | 100時間ごと | 燃料の詰まりを防ぐために清掃または交換 |
スパークプラグの点検・交換 | 200時間ごと | 劣化している場合は新品に交換 |
バッテリーの点検・充電 | 毎回使用前 | 電圧をチェックし、必要なら充電 |
アノード(防食亜鉛)の交換 | 年1回 | 海水の影響で腐食するため、新しいものに交換 |
スズキ船外機のメンテナンス手順
① 冷却水の確認・清掃
頻度:毎回使用後
船外機の冷却システムが正常に機能していないと、エンジンがオーバーヒートする危険があります。
手順:
- エンジンを始動し、冷却水が正常に排出されているか確認する。
- 排出が弱い場合、**ピックアップ部分の汚れや異物(藻や砂)**を取り除く。
- 水圧が低い場合、ウォーターポンプの点検が必要。
② エンジンオイルの交換
頻度:100時間ごと、または年1回
オイルが劣化すると、エンジンの焼き付きや摩耗の原因になります。
手順:
- 船外機を垂直に立て、ドレンボルトを緩める。
- オイルを完全に排出し、新しいエンジンオイル(メーカー指定のもの)を入れる。
- オイルゲージで適量を確認し、キャップを閉める。
③ ギアオイルの交換
頻度:100時間ごと、または年1回
ギア内部の潤滑を維持するため、劣化したオイルは早めに交換する必要があります。
手順:
- 下部ユニットのドレンボルトを外し、オイルを排出する。
- ギアオイル専用ポンプを使い、新しいオイルを注入。
- 規定量になったらボルトを締める。
④ プロペラの点検・清掃
頻度:50時間ごと
プロペラに異物が絡まると、燃費の悪化や振動の原因になります。
手順:
- プロペラを取り外し、シャフト周辺のゴミや漁網の糸などを取り除く。
- プロペラの損傷や曲がりを確認し、必要なら交換。
- プロペラシャフトにグリスを塗布し、再装着。
⑤ 燃料フィルターの清掃・交換
頻度:100時間ごと
燃料の詰まりを防ぎ、エンジンの燃焼効率を向上させるために必要です。
手順:
- 燃料フィルターを取り外し、内部の汚れを確認。
- 軽度の汚れなら清掃、ひどい場合は新品と交換。
- フィルターを戻し、燃料ラインのエア抜きを行う。
⑥ スパークプラグの点検・交換
頻度:200時間ごと
スパークプラグが劣化すると、エンジンの始動不良や燃費悪化につながります。
手順:
- スパークプラグを取り外し、電極の摩耗や汚れを確認。
- 電極が摩耗していたら、新しいプラグに交換。
- 適切な締め付けトルクで装着する。
⑦ バッテリーの点検・充電
頻度:毎回使用前
船外機のスターターが正常に動作するためには、バッテリーの状態を確認することが大切です。
手順:
- 電圧をチェックし、低い場合は充電。
- 端子の腐食がないか確認し、錆びている場合は清掃。
- 端子がしっかり接続されていることを確認。
まとめ
スズキの船外機を長く快適に使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
☑ 基本メンテナンスの頻度を守ることが大切
☑ オイル交換やプロペラ点検は特に重要
☑ 使用後は冷却水や燃料フィルターのチェックを忘れずに
上記で上げたメンテナンス方法は、一例になります。自分でスズキの船外機をメンテナンスしようと思うと、結構な労力になります。また、正しい知識がないと、故障部分を悪化させてしまう可能性もあります。
BrushUp西宮では、スズキやヤマハなどの船外機のメンテナンスに対応しています。
定期的な点検と適切なメンテナンスで、スズキ船外機の性能を最大限に活かしましょう!
2スト、4スト船外機メンテナンス内容(1馬力〜15馬力迄)
◎キャブレターオーバーホール 9,800円〜
◎ウォーターポンプインペラ交換 8,500円〜
◎サーモスタット交換 3,500円〜
◎オイル交換 2,000円〜
◎ギヤオイル交換 2,500円〜
◎プラグ交換 900円〜
◎プロペラ交換 1,500円〜
◎シフトレバー固着清掃及びグリスアップ 18,500円〜
◎エンジン降ろし水路清掃 25,000円〜
◎エンジン分解整備 35,000円〜
*各種整備、チューニングは御相談下さい。
*各メーカー部品取り寄せ可能です。
買取も随時行っております!
「買取査定」及び「出張査定」も行っています。
詳しくはお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ
問い合わせは電話・LINEからお待ちしております。
